2008年03月30日

『そると』 くんと 『せさみ』 ちゃん

この前僕のお家に小さいお客様が来たんだよ。

産まれてからまだ2ヶ月くらいしか経ってないんだって。

すごくフワフワですごく可愛らしいんだよ。



20080330-1.jpg



そるとくんとせさみちゃんは全部で6頭兄妹なんだって。

産まれた時はみんな喜びの声をあげて産まれて来たんだよ。

これからいっぱい幸せになるぞ!!

そう思って喜びの声をあげたんだよね。



20080330-2.jpg



でもみんなの誕生に困った人間が居たみたいなんだ。

命が誕生するという事はとても幸せな事だと思ってたよ。

でもその誕生を望まない人間が居たんだよ。

おかしいよね。

望まれない命の誕生なんてあるはずが無いのに。



20080330-3.jpg



望まれていなかった命だから最初から無かった事にしちゃえばいい。

そんな事を考える人間が居るんだよ。

この世界に 『生』 を受けたのにわずか1ヶ月で失われるところだったよ。

誰かと幸せになる為に産まれてきたのに。

誰かを幸せにする為に産まれてきたのに。



20080330-4.jpg



でも今みんなが生きている。

一度は失われそうになった命だけど今こうしてここに存在している。

その命を失う為にこの世界に 『生』 を受けた訳じゃない。

生きる為に 『生』 を受けたんだから。

これから出会う新しい家族を幸せにする為に 『生』 を受けたんだから。



20080330-5.jpg



これからもずっと生きるんだよ。

小さな小さな命たち。

その小さな体に沢山の幸せを詰め込んで。

この世界を生きるんだ。

君たちの未来は光り輝いているからね。

最期の瞬間まで精一杯生きるんだ。

失われてしまった沢山の命たちを忘れない為にも精一杯生きて欲しい。

それがこの世界に 『生』 を受けた意味だと思うんだ。

僕らは生きよう。

精一杯生きていこう。


















ニックネーム みぞ at 22:52| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

普通であること

近頃の僕は毎日が充実しているんだ。

今まで知ることの無かった生活。

僕らにとっては想像も出来なかったこの生活。

生まれてからずっと闇の世界に居たからこんな生活がある事を知らなかった。



20080323-1.jpg



太陽の光がこんなにも暖かいという事を知らなかった。

草や木々が緑色に輝きだして綺麗な花を咲かせる事を知らなかった。

毎日が新しい事の発見なんだよ。

毎日が楽しくて仕方ないんだよ。



20080323-2.jpg



穏やかに過ぎていく毎日。

大好きな人と大好きな仲間に囲まれて幸せな毎日。

僕はやっと手に入れたんだ。

普通の毎日を。

特別何がある訳ではないけど普通の生活が出来る事の喜び。

僕はやっと手に入れたんだ。



20080323-3.jpg



でも僕が幸せに暮らしている今でも苦しんでいる仲間が大勢居るんだね。

ママが僕に教えてくれたんだ。

「この前わさびと同じ様に辛い思いをしてきた子が沢山見つかったんだよ。
でもこれでやっと太陽の下で暮らせると思ったのに又暗闇の世界へ連れて行かれた。
今まで地獄に居たのに又別の地獄に連れて行かれた子が居るんだよ」

そう言いながらママは悔しくて仕方ないと言っていたんだ。

僕と同じ様に人間の私利私欲の為に利用されてきた子達。

とても酷い状態で何年も過ごす事を強要されていた沢山の命たち。

それでも優しい人達のおかげで救われた命がある。

その事には僕も感謝しています。

でも又も闇へ連れ去られた僕らの仲間。

今まで辛い生活をしてきたのにまだその生活を強要するんですか?

どこまで僕らを利用したら気が済むんですか?



20080323-4.jpg



あんな生活が普通で当たり前になっているなんておかしいでしょ?

僕もあの世界に居た時はそれが普通の事だと思って生きていた。

でもあれは普通ではない異常な世界だったと知ったんだ。

豪華な生活をしたい訳ではないんだ。

普通の生活をしたいんだよ。

普通に起きて、普通にごはんを食べて。

普通にお散歩に行って、普通に寝て。

普通に毎日を大好きな人と過ごしたいんだ。

僕は無理難題を言っていますか?

普通であることはそんなに難しい事ですか?

僕達全ての動物が普通に暮らす事が出来る世界はそんなに難しい事ですか?

普通であることは僕達には許されないのですか?

普通であること。

ただそれを求めているだけなのに。。。












ニックネーム みぞ at 23:36| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月16日

ひじきくんの幸せのために

僕がひじき君と出会ったのは2月7日だった。

初めて会った時からひじき君はとても積極的で僕に遊ぼう遊ぼうって言っていた。

僕は初めて会う子と遊ぶなんて怖かったんだよ。

でもひじき君はそんな事全然気にしないんだ。

僕の顔を舐めたり体当たりしてきたり。。。

とにかくすごい積極的な子だったよ。



20080316-1.jpg



僕は最初はその積極的なひじき君に戸惑ったんだ。

でもあんまり遊びに誘うものだからヤケになって追いかけっこしてみたんだ。

驚いたよ。誰かとこうして遊ぶ事がこんなに楽しいなんて。

僕は今まで経験した事の無い楽しさを知ったんだ。



20080316-2.jpg



つくねお兄ちゃんと踊っていたらひじき君も一緒に踊ってくれたよ。

僕はあんまり上手じゃなかったのにひじき君はとっても上手に踊れるんだ。

僕は少しずつひじき君と一緒に遊ぶ事を楽しいと思うようになっていたんだ。



20080316-3.jpg



朝起きたらまず初めにつくねお兄ちゃんとひじき君と一緒に踊るんだ。

その後はひじき君とプロレスをするんだよ。

それが僕の日課になっていたんだ。

そして疲れたらお昼寝するんだよ。

お昼寝する時もいつも一緒だよ。



20080316-4.jpg



お散歩も一緒。

ごはんを食べる時も一緒。

何をする時もいつも一緒だったんだ。



20080316-5.jpg



でもある日ママが僕にこう言ったんだ。

「そろそろひじき君の本当のご家族を捜さなくちゃね」

そう言ったんだよ。

僕はそれがどういう意味なのかわからなかったんだ。

毎日こうして楽しく遊んでいるのにどうして離れ離れにならなくちゃいけないの?

どうしてひじき君と僕達は一緒に居たらいけないの?

ひじき君はつくねお兄ちゃんとも仲良くなってきてたんだよ。



20080316-6.jpg



だからこのままずっとここに居ればいいじゃない。

僕はそう思っていたんだ。

ひじき君と遊べなくなっちゃうなんて僕は絶対にイヤだ。

そんな事言うママなんて僕は大嫌いだ。

でもそれは僕のワガママだって言うんだ。

ひじき君の本当の幸せを考えようねって言うんだ。

ひじき君の幸せ?

だから僕はママに聞いたんだ。

ここに居たらひじき君は幸せになれないの?

ママは寂しい顔して僕に言ったんだ。

「ママもひじき君の事が大好き。ずっと一緒にいたいよ。
でもそれはひじき君の本当の幸せじゃないんだよ。
ひじき君を本当の家族のもとへ送り出してあげようね」

パパもママも寂しい顔してそう僕に言ったんだ。

ひじき君の幸せ。

僕がパパとママの家族になったみたいに。

ひじき君も本当の家族と暮らさなくちゃいけないんだ。

それがひじき君の幸せなんだって。。。

「僕も幸せになりたい」

ひじき君はそう言っていた。

だから僕がそれを止める訳にはいかないんだね。

僕はひじき君の事が本当に好きだから幸せになって欲しい。

大好きな子にはいつも笑顔で居てほしい。



20080316-7.jpg



だから僕はひじき君と別々に暮らす覚悟をしたんだ。

僕とひじき君は別々に暮らしていく。

でもそれは決して悲しい別れじゃない。

幸せになるためだから。

ひじき君は愛されるために生まれてきたんだよ。

そして本当の家族を愛するために生まれてきたんだよ。

僕はその事がやっとわかったんだ。

だから僕はひじき君を笑顔で見送る事にしたんだ。



20080316-8.jpg



ひじき君はいつも笑顔でいてくれたから。

いつも笑顔で僕達に幸せをくれたから。

その笑顔がいつまでもいつまでも続くように僕はずっと祈ってる。

別々に暮らしていたって僕達は親友なんだ。

また必ず会える。

僕が大好きなひじき君のあの幸せな笑顔にまた会える。

だから僕はひじき君の幸せのために今は寂しくても我慢するよ。

それがひじき君の幸せになるなら。

それでひじき君が幸せになるなら。

僕はいつもひじき君を思ってるよ。

ひじき君が大好きだから。

ひじきくんの幸せのために。。。




ニックネーム みぞ at 19:17| Comment(18) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月07日

やさしいひと

僕はあの場所を出てからたくさんの人間に出会ったよ。

僕を助けてくれた人達。

そしてパパとママ。

パパとママのお友達。

とにかく色んな人達に会ったんだ。



20080307-1.jpg



そしてこの前もとても 『やさしいひと』 に会ったんだ。

ひじき君が僕のお家に来る前に居たあの場所。

その 『やさしいひと』 はあそこに居たひじき君をずっと思っていたんだって。

その人は本当はひじき君と一緒に暮らしたい。

でもお仕事が忙しくてあんまりお家に居ないからひじき君に寂しい思いをさせちゃう。

だからひじき君と一緒に暮らすのを諦めたんだって。

でもママがそれでも元気になったひじき君に会って貰いたいって言ったんだ。

そしてこの前、僕も一緒にその人に会ってきたんだ。

ひじき君の事、僕の事、とてもやさしい瞳でみつめていたよ。

その瞳はとても温かみに溢れていて僕は初めて会った人なのに撫でて貰えたんだ。

僕は今でも初めて会う人に触られるのは怖いんだ。

でもその人は僕の頭を撫でてくれた。

不思議だった。

僕は全然怖くなかった。



20080307-2.jpg



僕が変わったのかな?

考えてみたけどやっぱり知らない人に会うのは今でも怖い。

その人は特別だった。

とても 『やさしいひと』 だったよ。

僕は気付いたんだ。

本当のやさしさって、その人を思いその人の幸せを願う強い人の事なんだね。

その場しのぎの優しさなんて、本当に優しいとは言わないんだね。

ひじき君を思い、ひじき君の幸せを願う。

その人は確かに 『やさしいひと』 だった。



20080307-3.jpg



本当の優しさを持っている人。

世の中には本当は 『やさしいひと』 がたくさん居るんだよね。

僕は今まで知らなかった。

でも僕は本当の人の優しさに触れることが出来た。

あそこを出てからたくさんの優しさに出会うことが出来た。

僕は幸運だったのかな?

そうじゃないよね。

本当はみんなが僕のように本当の優しさに出会う事が出来るはずなんだ。

でも今の世の中ではそうじゃない。

一部の卑劣な人間のせいで苦しめられている子がまだまだたくさん居る。

このままではいけないと思うんだ。

目を向けてくれませんか?

みんなの声を聞いてくれませんか?

色んな物でかき消されそうになるそのか細い声を聞いてくれませか?

あなたはきっとその声を聞く事が出来るはずだから。

あなたはきっとその優しさを持っている人だから。

あなたはその強さを持ってる人だから。

あなたはきっと 『やさしいひと』 だと思うから。

何にも負けない 『やさしひと』 だと思うから。。。







ニックネーム みぞ at 12:26| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

『物』 じゃない

昨日、僕とひじき君とママとお散歩してたんだ。

そうしたら初めて会った女の人が僕らに話しかけてきたよ。

「ねえねえ、あなたの連れてるのはダックスよね?
随分と珍しい模様ね。そんなダックス初めてみたわ」

そう言って僕らに話しかけてきたんだ。

僕とひじき君はこの辺ではあんまり居ない、珍しい模様をしてるんだって。

だからその女の人は僕達を見て ‘欲しい’ と思ったみたいなんだ。



20080301-1.jpg



僕達を欲しい。

僕達を飼いたい。

僕達と一緒に暮らしたいと思ってくれる事は嬉しいよ。

でもねその女の人は僕達が好きだから一緒に暮らしたい訳では無いんだって。

その女の人の息子さんとお孫さんに僕達を見せたいだけなんだって。

僕達みたいな模様の子が家に居たら息子さんとお孫さんが遊びに来てくれるから。

僕達を見たくてお家に来てくれるから。

だから僕達みたいに珍しい模様の子が欲しいと思っただけみたいなんだ。

それを聞いて僕は何だか悲しい気持ちになったんだ。

だって僕は今までその為に利用されてきた繁殖犬だったから。

僕みたいな模様だと高い値段で売れるから。

その為だけの繁殖犬だったから。



20080301-2.jpg



僕達の事を心から大切に思ってくれるなら僕達も一生懸命あなたに尽くすよ。

でも珍しいから自慢したいだけに僕達を利用するのは止めて欲しいな。

僕達はぬいぐるみじゃないよ。

僕達は自慢するための 『物』 じゃないよ。

僕達はみんな 『命』 を持ってるんだ。

あなたと同じ 『命』 を持ってるんだよ。



20080301-3.jpg



人に自慢したいだけで僕達を買わないで。

僕達を買うならちゃんと僕達と一緒に暮らす覚悟を持って。

ただ単に欲しいと思っただけなら僕達を買わないで。

そうして買って手に入れたとしてもあなたはすぐに僕達を飼えなくなるから。

飼えなくなった僕達は何処へ行くの?

あそこでしょ?

この前までひじき君が居たあの場所でしょ?

僕らは物じゃないんだよ。

人に見せびらかす為だけに僕達は居るんじゃないよ。

一緒に暮らして一緒に幸せを感じる為に僕達は居るんだよ。

僕達は物じゃないよ。

見せびらかす為の物じゃないよ。

『物』 じゃないんだよ
 







ニックネーム みぞ at 18:24| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする